備前長船景光の有名な短刀に白山権現の彫りがある景光(重要文化財)がある。この短刀の由緒は不明であるが、著者は美濃の白山中宮長滝寺が火災で焼失した時に、その再建の過程で奉納されたとの仮説をたて、それをいくつかの資料で実証している。
修験道と刀工の関係などの今後の研究課題にも言及している。
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