新刀の江戸法城寺派はこれまで但馬国の出身と言われていたが、それを江戸法城寺派の名字の「滝川」姓に着目して、姓氏家系辞典の内容や、但馬国(兵庫県北部)の電話帳における「滝川」姓の分布や、但馬出石藩小出家の出身地などを分析して、江戸法城寺派は元々は近江、美濃、尾張の出身ではないかと推論している。
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