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更新情報
●「刀和」11月号は、前号の続きとして「狩野探幽の作風”瀟洒端麗”と後藤程乗の作風ー無銘 後藤程乗「網針(あばり)図」小柄-」です。これまで顕乗の作としていたのですが、程乗の作ではないかとし、江戸時代初期の狩野派作品との共通性を指摘しています。10/22
●「刀和」9月号の小論は「狩野永徳の作風”恠恠奇奇”(かいかいきき)に通じる後藤徳乗の作品ー徳乗「馬具図」小柄ー」です。永徳と徳乗の交友、桃山時代の風潮を明らかにしました。8/20
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「御刀を鑑賞して」… 【元和・吉辰・義辰】10/22
茎(なかご)は僅かに勝手下がりの鑢目が鮮明で、銘は丁寧で、裏銘は「元和七辛酉暦二月吉辰」とまで切っている。この銘字からも自信作であることが伺える。ちなみに辛酉(かのととり)は(しんゆう)と読み、辛酉革命(しんゆうかくめい)の言葉があるように王朝が改まる年とも言われている。注文者は何か意識されたのであろうか。


東洋書院(出版元)における拙著『江戸の日本刀』の紹介ページ です。

伊藤のブログ「観楽読楽」(本の話題の方が多いです)